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ストレイ 犬が見た世界のharuのレビュー・感想・評価

ストレイ 犬が見た世界(2020年製作の映画)
3.3
2022/4/7 観賞。
シネ・リーブル梅田にて観賞。

野良犬の殺傷処分が禁じられているトルコ。
イスタンブールでは犬が自由に歩き仲間と戯れ、縄張りを守り・・・。
人間に可愛いがられる情景もあるが邪険に扱われる姿も・・・。
難民証明が無いシリア難民の少年達。
空腹でタバコやシンナーで紛らわす日々。
子犬欲しさに探し周り見つけたは良いが愛犬家が可愛いがっていたカルタルだった・・・。



「動物のドキュメントが観たい」と思って観賞しましたが・・・。

シリア難民の少年達と犬の姿をシンクロして観てしまう。
空腹で食べ物や寝床を探し・・・。
廃墟で取り壊し待ちの建物にボロボロの毛布にくるまり、寒さを凌ぐが管理者に追い出される。仕方無く路上で寝ていると逮捕。
しかし犬は自由に車に関係無く道で寝て路面電車が来ても関係なく行動する。
何か皮肉めいた「何か」を感じてしまう。
野良犬が多く、群れとなり公園で寛ぐ横で糞をして「サイアク」と顔をシカメる市民。
しかし、自然な姿である事には違いない光景。
命を守るのも大事だが、増えて行く犬達を見ると「犬達は幸せか❓」という疑問も頭の中で過る。
エンドでアカペラで流れる地元唄に合わす様に犬が遠吠えする姿は哀愁が漂い犬が言いたい気持ちを知りたい❗と思わされました‼️

「人間と動物の共存」の意味を考えさせられる作品でした‼️
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