台湾のミステリー映画。Netflix独占配信。
とても良かった。観終わった後も、心が揺さぶられ、涙が溢れてくる。どんでん返しに継ぐどんでん返しで、最後の最後まで、よく話を詰め込んだものだと思う。普通ならストーリーが破綻しそう。
でも、敏腕検察官で、愛妻が妊娠中で、自身が末期癌に侵されている、38歳の主人公チャオの立場で考え、彼が最後に辿り着いた選択に思いを馳せたとき、涙が止まらない。（とにかく主演のチャン・チェンが素晴らしい。ブラボーと言いたくなる。あんなに過酷で残酷な演技は見たことがない）
もはや、彼の中でのロジックも破綻しているかもしれない。赦されることではないのかもしれない。突っ込みどころも満載かもしれない。
でも全てが破綻した後に残るものは？全てを破綻させてでも残したいものは？と、真剣に考えたとき、少なくとも、人間として、ぶれない選択をしたのだ。とも思えて、また泣けてくる。
※ジャケ写がないのが残念。観て欲しいなー
※ジャケ写がいつの間にか表示されてた。嬉しいー
