ちろる

The Soul: 繋がれる魂のちろるのレビュー・感想・評価

The Soul: 繋がれる魂(2021年製作の映画)
3.8
オカルトとSFを掛け合わせた、新感覚ミステリー。
次から次へと予想を裏切っていく、観ているこちらも巻き込まれていき、狂いそうになる。
恐ろしい、時代は2032年。未来はほんと恐ろしい。

大企業ワン・コーポレーションのワン会長が自宅で殺され、ワン会長の現在の妻イェンは倒れていた。
長らく行方不明で家に寄り付かなかった前妻の息子のティンヨンが容疑者として挙がる。

検察官のチャオはこの事件を担当。捜査するうちに精神疾患を患って死んだティヨンの母とティヨンが没頭していた黒魔術の可能性が浮上。
しかし非科学的な事に納得できず、ほかの可能性を探り新たなる真犯人の可能性を探る事に・・・

誰が一体このワン会長を殺したのか?
怨念なのか?怒りなのか?
そんなゴールではなく、主人公がまさかの想像を超える恐ろしき計画の片棒を担ぐ事になるとは驚いた。
マッドサイエンティストの物語は数あれど、色んな意味で本当に想像を超えていく今まで観たこともないようなここまで振り切ったプロット、たまにはいいかもね。
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