このレビューはネタバレを含みます
中国と台湾で高い人気を博した小説が原作とのこと。
Netflixに『SFヒューマンドラマ』と書いてあったので、最初からそのつもりで視聴しました。
始まってしばらく、近未来感を出すためのCGが稚拙でこれはダメかと思いましたが、そのうちなぜか気にならなくなりました。
内容がかなり重たいからでしょうか。
軸となる人格（脳神経？）移植はまあSF世界の話として、脳腫瘍、延命治療、トランスジェンダーなどに関して考えさせられました。
あと家族愛ですね。
さて、そういった事々とは別に関心を惹かれたのが、一方の主役であるリ・イェン（日本語字幕より）を演じた女優Sun Anke。
きつい表情が似合うシュッとした美人なんですけど、撮影時23才の身で四つの人格を演じ分けるという難役に挑んでいます。
リ・イェン自身、夫の前妻、自分に移植された夫、そして最後にどんでん返しのあの人。
その”内面だけ別人”の四役を、メイクや服装は同じまま見事に演じ分けていて、彼女の演技を最初から観なおしたくてリピートしてしまったほど。
これから先どのような作品に出演し、どんな役を演じるのか、要注目です（出演作品を日本で観られるかどうかはわかりませんが…）。
