このレビューはネタバレを含みます
五つ子ヒロイン×ラブコメディ完結編となる映画版。
長尺を用いてマルチプルに描く文化祭の構成が見事だと思う。積み重ねられた過去の出来事から現在点に至るまで丁寧に紡ぎ繋いでいき、ヒロインたち個々のドラマを閉じていくクライマックスの連続には感動しっぱなしだった。中野父の愛情も感じられて良かった。そして恋愛劇のエンディングも観ていて腑に落ちるものであり、長く謎にされてきた物語冒頭に帰結することで充足感に包まれた。<以下駄文>ただねぇ…心のどこかで推しヒロインを応援してしまっていたよ。いや途中からそう来るかなって覚悟はしていたんだけども。薬指とか薬指とか怪しいなって。いざ目の当たりにすると…。こんな感じにレビューを軽く乱される程に心から楽しませていただきました。