ムーミーコロコロ

マイティ・マイツ ~12人の屈強な戦士たち~のムーミーコロコロのレビュー・感想・評価

4.0
大恐慌時代、シューズやボールすらなかった孤児院のアメリカンフットボールチームが、テキサス州大会出場を果たす。到底勝ち目はないと思われたこのチームだが、困難に見舞われても再び立ち上がるその強い精神力で試合に勝ち続ける。チームを成功に導いた立役者は、伝説的な高校のコーチという特権的な地位を捨て、孤児院の教師兼コーチとなったラスティ・ラッセルだった―。(Filmarksより)
 

孤児というだけで、彼らはそれが自分のせいのように自信を失い、信じる心を失っている。自分たちに幸運など縁のないものだと思いこんでいる。その上、執拗な虐待を受けていた。ラスティの参加は彼らにとっての大きな転機となる。
ラスティは、彼らに自信をもたせ、生きる価値のある存在だと気づかせ、人を信じる大切さを教えた。

自分に自信をもつことは、生きる力となり、他人への包容力となる。彼らは仲間を信じ、困難から逃げず突き進んでいける原動力をもてるようになった。正しくこれは今を生きる私たちへの応援のように思えた。

困難から逃げることなく、寿命が尽きるまで生き続けないと。生きる価値がない人間なんていないのだから。