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マイティ・マイツ ~12人の屈強な戦士たち~ののんchanのレビュー・感想・評価

3.8
ちょっと元気が欲しい感じで探した実話のスポーツヒューマンドラマ。

アメリカ大恐慌時代の孤児院が舞台。
伝説となったアメリカンフットボールのコーチが、孤児たちを熱血と父親代わりの優しさを持って州大会へ導く姿が描かれている。
自信の持てなかった少年たちが逞しく変わっていく姿に心が動かされる。


1927年、テキサス州にあるフォートワース・マソニックホームには150人程の孤児がそれは言い尽くし難い粗末な生活を送っていた。
そこへ妻子を伴い辿り着いたのは、科学の教師とアメフトのコーチをする為にやって来たラスティ・ラッセルだった。
ラッセルは自身も孤児で辛い戦争体験を持ち、自ら強い意志で望んで赴任したのだった。

グラウンドの整備どころか、用具も靴さえもないところから、12人を選び「マイティ・マイツ」を発足させる。
ヒョロヒョロの身体から鍛え直し、自信の持てないでいた生徒たちに知識を与え、精神的に鍛えあげ、逞しく力強く成長させていく。
ちなみに、現代のアメフトのフォーメーションの形を作ったのがラッセルなのだった。

しかし、運営資金や物資不足でラッセルが落ち込みそうになったとき、側で常に支えてくれたのは、施設付きの医師であり兼コーチ(マーティン・シーン)がそれこそ父親のように助言をしてくれてる姿があり胸熱になる。

チームは様々な困難に見舞われるが、その都度立ち上がり、その強い精神力で試合に勝ち進む。
それは地元の町から州、そしてなんとルーズベルト大統領の関心を引くまでになっていった...

ラストはお決まりですが、ご本人写真と功績、生徒たちがその後どんな立派になったかが確認できました。 
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