このレビューはネタバレを含みます
「かくかく」?「かくかく」?? !もうわらっちゃった。
宮沢りえさんのもつ雰囲気が絶妙だった。
それと秘書たちと後援会のおじさんたちの掛け合いも。
有美さんの言動にイライラさせられるけど、
屋上のど正論な演説。一瞬はっとした。有美さんが一番正常な感覚なのかもと思った。
腐っている不味いコーヒーを飲んでも、いつもだから気がつかない。本当はなおさないといけないとわかっているのに。
当選しないよう、窪田くん演じる秘書と、一生懸命好感度下げようと頑張るのが面白かった。なのに違う意味づけをされ、人気があがる。調整された世の中は、すぐ変わるように思えて何も変わらないんだ。
実際も嘘や偽装で安心安全、安定した社会があるんだろうな。はぁ。
思ったよりずっと面白かったし、こわかったし、気づいたことも、なるほどなぁと思ったこともたくさんあった。
父の娘への思いは泣けた。
終わり方は、ちょっと物足りなかったかな。