camuson

ひまわりのcamusonのレビュー・感想・評価

ひまわり(1970年製作の映画)
3.7
序盤は、いいおっさんとおばさんが海岸で抱き合ったりして、
どうしたものかなと思ったのですが、
32歳という年齢を聞いて、
意外と若い設定だったことに、麒麟淡麗グリーンラベル吹きました。
日本人の感覚だとそれでも年齢を考えろとなりますが・・・

でも、後半の渋い演技に照準を合わせた結果、
仕方なかったんだなと納得しました。

個人的には、
ロシア戦線に送られた男が、
九死に一生を得て本当にラッキーだなという思いが強く、
他にいくらでもあったであろう悲しい別離と相対化されて、
まったく悲しい気持ちにならなかったんですよね。

戦争とはあまり関係なしに、
男と女の出会いや運命の儚さや切なさに、
ジンときました。

追伸
テーマ曲(ひまわり「愛のテーマ」)に聞き覚えがあるなと思い、
真っ先に市川崑の金田一シリーズが思い浮かんだのですが、
犬神家の一族「愛のバラード」と混同したようです。
camuson

camuson