まる

ひまわりのまるのレビュー・感想・評価

ひまわり(1970年製作の映画)
3.3
悲壮で美しい音楽と戦争に翻弄される愛が物悲しい。

文化の違いか時代の違いか、ごはんを窓からポイっと捨てようとするのにはビックリしたが、気が強く行動力のあるジョバンナと飄々としながらユーモアのあるアントニオの愛が健気だ。
戦争をなんとか避けんと画策する姿はリアルで共感してしまう。

戦争映画は多くあるが、「死」を描くのではなく「目の前で生きてる」からこそ辛いという映画は初めて見た。誰も悪くないが、だからこそ辛い結末である。
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