認知症の進行や妻を亡くした悲しみを抱えながら過ごすコメディのレジェンドと、偶然出会った朗らかな女性シンガーの温かいお話。
時代遅れになってきた老人、パワフルすぎて不審な黒人女性、地味で仕事できないヤツ。
そんな風に見た目で判断されてしまいそうな人たちが輝く姿は、爽快でうれしくなる。
家族のシーンも仕事のシーンも、どちらも並行して丁寧に描かれているのが、ありがちにならず良かった。
すべての人が影響し合って、前進できたりわだかまりが解けたり。悲しいことがテーマとして流れていても、とても優しい映画だった。