きな抹茶

劇場版 Free!-the Final Stroke- 後編のきな抹茶のレビュー・感想・評価

4.0
③2022.6.11
ほぼ1ヶ月ぶり。
新たな気持ちで観れました。
安産(しん)祈願の下りボロ泣きしてしまった…あー切ない。
やっぱり色々思うところはあるけど…

みんながもがきながらも、未来に向かって歩き出す姿を大画面で観るのは胸が熱くなるね。


②2022.4.29

今日、フォロアーさんの感想読んでて、シーズン3からずっと感じてた違和感の様なモヤモヤが、実は寂しさからくるものだったと気が付きました。
なんか、ほんとストンと腑に落ちたんだよね。あーー成程って。

そう…そうなんだよ。
今まで、真琴の隣にはいつでも遙がいて…
2人はどんな時もお互いを支え合っていた。

幼馴染で、小さい頃からずっと近くにいる。
ライバルの様な切磋琢磨し合う、ガツガツとした関係じゃなくて、言葉を交わさなくたってお互いの気持ちが手に取るように分かるような…兄弟?家族?みたいな安心感のある関係。

私は、そんな2人が大好きで、2人の物語が好きだった。

でも、気が付いたんだよね。
これは、真琴と遙の物語じゃなくて、凛と遙の物語だって…。
いや、多分前から、気が付いてたけど気が付かないふりをしてたのかも…。

競技の世界へ進んだ遙たちと、選手たちをサポートする側にまわった真琴。
同じ世界にいるようで、徐々にすれ違っていく2人。

同じ場所にいても…隣に並んでいても…
同じ景色を見る事は、もう出来ない。

真琴にとって、遙は特別でなくてはならない大切な存在。
それは、彼の行動や言葉から、溢れる程伝わってくる。本当な本当に大好きなんだろうな…って!

でも、遙にとって…真琴は??
もちろん特別な存在である事は、確かなんだけど、遙のこれからの物語は、真琴がいなくてもきっと成立するんだよね…。

勿論、それぞれが夢を追いかけて進んだ結果だし、これがきっと別々の道を歩いていくって事なんだろうけど…頭では分かってるんだけど…やっぱり…切ないよ。
どこか寂しそうな表情を浮かべる推しの姿…見てられないよ。

遙がいなくなった時に、1番に駆け出して必死に探すのは真琴だけど、見つけるのはいつも別の人だったね。
ナイトプールで2人を見つめて1人佇んでいる姿、病院のベッドでのシーン、最後の海外でのシーンetc.上げたらキリがないけど…遙が見てるのはいつも別の人で…それが只々切ない。

腐的な意味じゃなくてね。

安定感のある怜と渚、郁弥と日和の関係性が羨ましく思える。凛と宗介だって、真琴と遙と似てる様で違うだよね。凛と宗介は、なんだかんだ同じ世界線だもんなー。

推しにはずっと笑顔でいて欲しいから…

だから、せめて、最後に真琴が夢を追いかけてる姿が見たかったなぁ…。
ずっとずっと誰かの為に生きている真琴。
それが、彼の性分だし、彼にとっても幸せな事だと思うけど…
ずっと誰かを追いかけるんじゃなくて、支えるだけじゃなくて、彼にも彼の人生を歩んで欲しいな…
なんて重すぎるか…💦
にわかに毛が生えたようなオタクなのに語ってしまった。

なんかもう全然まとまらないけど、そんな感じです。
以上。


①2022.4.22

9年。
ついに終わったのか…とかなり感慨深い気持ちになって、エンドロールはずっと泣いていました。

あんなに沢山の版権絵の一つ一つに思い入れがあるし、全部知ってる絵なの本当に凄いなぁって…!それ程、自分がFree!の事が大好きだったんだなーって!改めて強く感じた。

シーズン3や前編でも思ったけど、キャラクターの人数が多くて、一人一人をじっくりって感じじゃないのが、些か古のオタクとしては、寂しいところではあるかな。

オールスターで豪華ではあるけど…
正直、全編を通じてちょっとした違和感っていうのがずっと片隅にあった。

それぞれにオタクがいるし、みんな見せたいよね…!っていう(言い方めちゃくちゃ悪くなっちゃうけど)ファンに媚びてる感じが、強く出てしまったかなぁ…。

まぁ、オタクしか観ないから、きっとそれで良いんだろうけど…スポーツだし…とちょっともやもやした。


まぁ、これが、私が大人?になったからなのか、それとも、最近のオールスターになってから感じるのか分からない。

きっと昔より気持ちの面での熱量が、多少下がってしまっているところもあって、全部を肯定する事は出来なかったのかなぁ…とも思った。

でも、最後のリレーはやっぱり最高の景色だったし、彼らの思いや、"繋げる"ことへの気持ち、仲間たちの友情に涙しました。

時々出てくる岩鳶の風景は、実際の岩美旅行での記憶が一緒に蘇ってきて、また行きたいな…としみじみ。

色々あったけれど、Free!と出会って確実に自分の中で変わったものがあったし、彼らと一緒に見たことのない景色を見れた9年間はかけがえのないものでした!
この作品に関わった全ての人に、感謝です。ありがとうございました。
きな抹茶

きな抹茶