京アニが美少女アニメで培ったメゾットで（言い方は悪いけど）キャラクターのアイドル売りに成功した水泳アニメ。9年間続いた長期シリーズ完結編の後編。
前編で王者アルベルトに敗れた遙。自分を見失って凛を心無い言葉で突き放し、過酷なトレーニングに没頭する。
この後編はこれまで遙に影響を受けた仲間達が、今度はそんな遙を支え、再び世界に挑んでいく物語となっている。
作画はシーンの一つ一つが美しいし、キャラクターの表情がとても豊か。
泳ぎのフォームは、リアルさとアニメ独特の美しさが両立している。
それを映す水中でのカメラワークも良くて、結果は分かってはいても、レースは非常に見応えがあった。
そんなのアリ？な禁じ手みたいな展開だし、キャラのやり取りに照れ臭さも少なからずあるのだけど、シリーズ集大成のようなレースをこの見事な作画で見せられたら、、、まぁ感動させられるよね笑
正直TVシリーズ1と2は、どうも感覚が合わず完走できなかった。
武本康弘監督に変わったハイ⭐︎スピードから見始めた自分は、全然コアなファンではないし、推しキャラがいる訳でもない。
そんな自分でも作り手のキャラクター愛を感じ取れた。長いシリーズを支えてきたファンに捧げる感謝の気持ちが随所に感じ取れるし、ストーリー云々、演出が云々は瑣末な事と思ってしまったな。
ついつい作り手の熱にジンときてしまったフィナーレだった。
