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誰かの幸せのcrnのレビュー・感想・評価

誰かの幸せ(2020年製作の映画)
3.5
冒頭とラストのデザートを選ぶシーンの惹き込みが印象的。

一個人の社会的な評価が変わっても、その人のまわりの人間関係は変わらずにいられるはずなのに、実際にはそれは難しい。レアに対して「助けてあげる」役割が染みついた人たちは、彼女が自分自身で幸せと社会的成功を得ていくのを見て、妬みや自信喪失に絡めとられていく。誇張されているその様は、いまいましくもリアル。テーマが分かりやすく、コメディ的で観やすく、でもしっかり個人的な経験や感覚に刺さる内容だった。
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