人生は大なり小なりラッキーな事とアンラッキーな事で出来ている。
そしてそれらはしばしば表裏一体だったりする。
主人公にとってゆるがないラッキーな事はなんだったか。
それは物語の最後に語られる。
…
『アビゲイル・ハーム』が良かったので同監督の作品を。
激動の中に安らぎと喜びがある、これが幸福な人生。ささやかな日常の幸せにキュンとしたり、悲しい出来事を引きずって思い出したり、静かに淡々と描いて…
「ミナリ」の監督、リー・アイザック・チョンの長編2作目ということでミナリと本作の共通点でいうと苦境に立たされた人々がそれぞれの立場や抱えた思いを描いている点だと思います。
本作の方が説明的にはな…
WOWOW.
NYに住む作家夫婦と友人が末期がんの昔の友人に再会するため遠方へ旅に出掛けた。生きる糧を手にした者と終わりが近づくのが分かってる者の心情が対照的で意外と良かった。静かで淡々とした展開…
避けられない死がすぐそこまで迫っている当人の心境の変化を描く作品は無数にあれど、その友人の立場にここまで丁寧に寄り添った作品は意外とないかもしれない。題材の選択の時点ですでに映画として半ば成功してい…
>>続きを読む