Reiren

ラッキー・ライフのReirenのネタバレレビュー・内容・結末

ラッキー・ライフ(2010年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

終始、静かなトーンで演じられる
不自然さのない演技や
穏やかで静かなエピソードと描写に
心を癒されつつも、
ずっと底辺に流れている、静かな中に
不穏さを感じさせる音響や、
死をイメージさせる様々な出来事に
ざわざわと、心が波打つものを感じ、
登場人物たちの一挙手一投足に釘付けになって
見入ってしまいました

淡々とした日常の中に、見え隠れする大小様々な死
それを乗り越えつつ、生き抜いていく人々が綴る毎日

負のイメージは日々、海で波に洗われるように
洗い清められて更新されていく・・・
これはとっても幸運な事じゃないか?

ラッキー・ライフ
ラッキー・ライフ

繰り返されるその言葉は
作家でもある主人公が
自分自身に暗示をかけるがの如く

・・・そういう風に考えたら
毎日がちょっとだけ、生きやすくなるかもね
と、思いました
Reiren

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