さっこ

つげ義春ワールド ゲンセンカン主人のさっこのレビュー・感想・評価

4.0
「ねじ式」の感想から続けて書いてますが、
この映画「ゲンセンカン主人」もつげ義春原作のマンガを石井輝男が監督したものです。
(石井輝男→「網走番外地」「恐怖奇形人間」などで有名な監督、タランティーノにもリスペクトされてる)

昔、大塚英志が著書で
「つげ義春くらいは小説などを語る上で初歩的な教養として読んでおいてほしい」
みたいなこと言ってたけど、
大塚英志が言ってた頃よりさらに今現在、つげ義春って読まれなくなってしまった気がします。

サブカル好きな人が読むとかそうゆーんじゃないんだよね。
面白いから原作をぜひ読んでほしい!
特に「ゲンセンカン主人」はつげ義春作品で最もカッコいい作品で大好きです。
「ねじ式」ももちろん面白いです。
最初に読んだ時の衝撃と言ったら…。

余談ですが蛭子能収さんはねじ式を読んでこんな自由に漫画って書いていいのか、と思い自身も狂った初期作品を書き始めたのだそうです。

この映画は「ねじ式」より前に制作されたものです。
内容は「李さん一家」「紅い花」「ゲンセンカン主人」「池袋百点会」の短編が収録されたオムニバス。
佐野史郎が主演で原作の雰囲気出してました。
最後につげ義春さんが家族とともに出演されてたと思います。
なんじゃそら。
さっこ

さっこ