ゆいぽん

恋の病 〜潔癖なふたりのビフォーアフター〜のゆいぽんのレビュー・感想・評価

3.0
序盤の左右対称的な絵を見て、「シャイニング」を思い出し恐怖を感じながら、色使いやら配置が美しいなあと思っていた。

画面がスクエアから横長に変わる瞬間に気づけなかったが、主人公の視野の広がり方を画面の形で表現していくのは面白かった。

最初の古い映画のような映像からは想像できないようなラスト。最近の「花束〜」や「明け方の〜」と結局は同じことを言っている:恋愛は難しい。こうゆう映画を見ると、自分の実体験と写し合わせて悲しくなってしまう悪い癖があるけど、今回もまさにそんな感じだった。普通ではない「変人」の2人が主人公だけど、言ってることは「普通」の人にも当てはまること。

「共通点は恋愛のきっかけでしかない」先に挙げた映画も、この映画も、共通点から交際が始まり、どう変化を受け入れるかが問われている、そんな気がした。
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