志田彩良さん主演の今泉力哉監督作品。
この映画でサンカヨウという花を知りましたが、とにかくサンカヨウが登場人物1人1人に合う。
どこか淡くて親しみやすい人たちばかり。
少ししか居なかったり、いつの間にか沢山喋っていたり、他人に影響を与えていたり…
雰囲気は「mellow」に近くて、「街の上で」のようなずっと観ていたくなる映画でした。
陸くんの気持ちは少し分かります。
他の人より劣っているとは思っていないけれど、自分と葛藤しているから距離を感じてしまう。
陽や沙樹も含め、他者には見えない悩みを抱えている点がリアルに近くて面白かったです。
あの5人の関係性が優しくて良かったなぁ…
あとは、陽(志田彩良さん)の表情を映すカットがやけに多かったことが印象的でした。
主人公なので当たり前と言えば当たり前ですが、それにしても良い意味で多くて長かった。
完全に理解は出来ないものの、陽の繊細な気持ちが表情から伝わって来て良かったです。
温かい気持ちになると同時に、Mr.Childrenの「彩り」が頭に浮かびました。もう一度観たい。
