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続色暦大奥秘話-淫の舞-のピロロロロンのレビュー・感想・評価

続色暦大奥秘話-淫の舞-(1972年製作の映画)
4.0
林功の映画は「透明人間犯せ」に代表されるように、どこか気の抜けたような感じで、まあそれが特徴だからいいのだが、これはそういう風に見始めたら意外としっかりした、林功らしからぬ作りだった。

小川節子を主演に大奥での権力争いという、いつものパターンながら、そこに花柳幻舟が味方役で絡んで来るのがいいアクセントになってる。

元々この人は日舞の先生(名取)なので劇中で踊りも披露している。日舞に関心なくとも思わず見入ってしまった。

だが何と言って凄いのは権力争いのライバルに刃物を向けて暴れてる場面であろう。
後にそういう事件起こして服役してしまうほどの人なので、とても芝居に見えない。あの事件はこの時の役が乗り移ったんじゃないかと、思わずニヤニヤさせられる。

日活大部屋マニア的には、橘田良江が乳出しての大奮闘。
ロマンポルノになっても数え切れない作品に出てるベテランだが、脱いでるのは自分の見た限りこれくらいでは?
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