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キース・ヘリング〜ストリート・アート・ボーイ〜のayのレビュー・感想・評価

3.5
生きることを徹底して楽しんだアーティストだったと伝わった。金融危機(と、映画ではふれてなかった気がするけど行政主導の都市開発)で空きビルが増え治安が悪化していた1978年ニューヨーク。グラフィティ、パンクロックや自主映画が流行する刺激的な環境で、アートスクールに通って憑かれたように描いた。1980年に起こしたムーブメント、キースのトレードマーク「ベイビー」「ドッグ」の誕生、世界各地でのプロジェクトやアクティヴィズムへの参加、アートを身近にした作品のグッズ化、エイズ・クライシス。功罪の"罪"についても匂わせる。作家で美術評論家のジョン・グルーエンによる最晩年の本人インタビュー含め、コンパクトにまとまっていた。

創作中の映像を初めてみたけど、アウトサイダーアートとの接近についても考えさせられたな…。
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