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スリランカの愛と別れのseapony3000のレビュー・感想・評価

スリランカの愛と別れ(1976年製作の映画)
4.0
山の途中でゲリラ花売りしていた少年が、兄を頼りにコロンボまで自力でくるエピソードに木下恵介先生のこだわりを感じる。海岸沿いの大砲の下で寝ながら兄を待ち、大砲に跨りながら兄を待つ。兄は事故で松葉杖。デコちゃんの執事と若い頃に亡くなった青年、出てはこないがもちろん美男子に決まっている。デコを見送り神の前で自らもデコを追いかける執事。ここもさらに恵介先生の肝入りシーン。桂樹は桂樹だし津島恵子も津島恵子だった。息子と同い年だからってデコ様に目をつけられる欣也よ、いつかアンタも会いに行きなよ自分の息子に。栗原小巻の勤める宝石商のバカ息子が太田博之さんだったの嬉しかった。
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