どんな作品だった?って聞かれたら「めっちゃポールヴァーホーベンの映画」っていうくらいポールヴァーホーベンみに溢れてた
閉鎖的な環境や宗教による視野見識の狭さって怖いよね
無宗教なのでどの作品見てもあの感覚はわからないんだけど、それでも何かに狂信的に依存するというものの怖さは感じるよ
私は間桐桜のせいで“環境や人などの何かに狂わされた女が周りを巻き込んで全てを狂わせていく図”が大好きなので、今作も私の癖にはグサグサグサっと刺さっちゃった
バルトロメアが狂わせた全てを狂わせていくベネデッタという女…………
エロいというよりは官能的
まあつまりドエッチでした
信心よりもお金を優先する院長とか、“(偽)奇跡”を利用して成り上がった司祭とか、男社会のヒエラルキーだとか、教会の欺瞞みたいなものを描きつつもアンチっぽくは見えないバランス感がさすが
性行為・暴力・拷問という恐ろしいものを常に見せながらも、自作自演の“偽奇跡”だろうが自分さえも騙してしまうほどの「信じることは救われる」を体現してカリスマになった女の生き様こそが恐ろしいと存分に見せつけてくれました
ちょっとひさうちみちお作品っぽさも感じたかも
宗教って怖〜
2023-23