イタリアの修道院の聖痕少女ベネデッタが後輩バルトロメアとレズビってるのを見た修道院長がフィレンツェ教会の教皇大使にチクッたらペストが蔓延して大騒ぎになった実話ベースのエログロ宗教映画。ポール・ヴァーホーヴェンがオランダ時代にルトガー・ハウアーと組んでいた一連のエログロ作品ほどのインパクトは無いが、とりあえずは「おかえりなさいヴァーホーヴェン監督、あなたのこういう映画が見たかったのよ」作品。
レズ行為をしたから裁判にかけてエロ道具を使ったから火炙りにするって昔の教会はヒドイな。教皇大使様も人に説教できるような人間じゃねぇだろ、どの口が言ってんだか。キリスト像を半分削りオモチャにしたからって、アンタらの拷問道具もなかなかのもんよ。こういう教会の腐ったお偉方を悲惨な目に遭わせる映画を撮るって、さすがはヴァーホーヴェン監督。
