故ラチェットスタンク

ベネデッタの故ラチェットスタンクのレビュー・感想・評価

ベネデッタ(2021年製作の映画)
4.0
どこからがウソでどこからがホントなのか、そういう境界みたいなものは判然としておらず、ただ「確かなモノ」と、その揺るぎなさの一点において信仰は成される。ニセモノなのかホンモノなのか、どちらとも取れるが少なし彼女が「入れモノ」としての役割を遂げたのは事実である。そしてある意味即物的に救いがもたらされたことも。擬制は厄介だ。特にそれが犠牲を用いたモノであるときほど。