yksijoki

ベネデッタのyksijokiのレビュー・感想・評価

ベネデッタ(2021年製作の映画)
3.7
史実を基にしたという前振りが効いている。
当時は禁断である同性愛をテーマとして幻想と現実、嘘と真実との見境がなくなってしまう女性を描く。美と性に対する描写の美しさとエロスが爆発してて凄かった。

序盤の修道院に入るための寄付金に関するやりとりや、男たちにベネデッタ含む家族が囲まれてしまうシーンなどの前振りがとてもあとから効いてきていた。

アレをアレに改造するのはちょっと流石に賛否ありそうな気はするけど、思考がぶっ飛んでて面白かった。

イエスのシーンが明らかにチープに見えるのも修道院での演劇に絡む部分がありそう。結局修道院でやっている祈りは演劇に近しいことで、自分自身にキリストを憑依させるための祈りであるということなのかも。

とにかくフェティシズムに全振りなので裸でのシーンが異様にある。どれもとてもエッチだった。

レズビアン版のバーフバリっぽさある。


キャスト★3.9
ストーリー★3.6
プロット★3.7
バイブス★3.5
演出★3.9
映像★3.7
音楽★3.7
全体★3.7
yksijoki

yksijoki