このレビューはネタバレを含みます
実話を基に描かれる、ある修道女の話。ある日現れた聖痕をきっかけで修道院長まで出世した彼女が、同性愛を理由に断罪されるまでの姿を描く。
鑑賞したのがR15版でモザイクが大きすぎて各シーンの画の妨げになるほどでした。モザイクなし版で鑑賞できていれば、更に評価点をつけたところ。
ベネデッタの見る夢(幻視?)のキリストは彼女の欲望の象徴か。裁判と拷問のスリルある展開、そして、真実は鑑賞者に委ねられるラストもよかったです。「痛み」の先に救いがあるとする価値観があってこそ。
イタリアが舞台だけどなぜかフランス語。最初もやっとしましたが、途中から気にならなくなりました。