なつかし二番館

ベネデッタのなつかし二番館のレビュー・感想・評価

ベネデッタ(2021年製作の映画)
3.7
まず中世カトリックの世俗化と腐敗。修道女希望者に持参金を要求する。
お金持ちだけが入れるところに,DVから逃れてきた羊飼いの娘が入り込んで話がややこしくなる。信仰がないから,欲求を制御する覚悟はない。女の世界でいろいろあり,ベネデッタはベネデッタでキリストに近づきたいという欲求があるから,神父にキリストに近づくには痛みが必要と言われればなんかで苦しみだし,アヘン(20世紀まで医療用に普通に使われていた)で収まり,また苦しみ,...自分を傷つける。元々奇矯と妄想がある上にアヘン中毒。聖痕なんてあるはずないのにと現代人なら思うが。
院長が最初普通のおばさんぽくてシャーロット・ランブリングてわからなかった。最後広場でかぶり物をとって,ペストになった化粧で出てきて,年を重ねたいまのシャーロット・ランブリングてわかる。