クズリ

ベネデッタのクズリのレビュー・感想・評価

ベネデッタ(2021年製作の映画)
3.2
つねに「狂信」という言葉が頭に浮かんでた。ベネデッタは本当にキリストに愛されていたのか否かというのはあいまいのままなのも素敵。
しかし80過ぎてなおこういう作品つくるバーホーベンすごすぎる。
筒井康隆の「信仰性遅感性」を思い出しすシーン多いので家族と見るのは避けたほうがよろし。
聖遺物があったり奇跡認定されると修道院が儲かりまっせというのは青池保子の「修道士ファルコ」を読んでたのですげえ納得した。貧乏修道院にとって聖遺物が手に入れば生活が一変するので。
途中でおならに火を付けてひゃーみたいな大道芸人いたんだけどなんだあれは。
とはいえ最後のあの人とあの人が組んで一芝居打つシーンはうををと思った。
で、みなさま脱ぎっぷりがよろしすぎるため、おかげで日本では無粋なぼかしばっかり入るのはどうにかならんかと。
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