おーとり

ベネデッタのおーとりのレビュー・感想・評価

ベネデッタ(2021年製作の映画)
2.8

重い… そして後味が悪い…

現実に存在した人物をベースとして作られた作品らしいのですが、だからこそこの結末は厳しいものがあります。
そして主人公であるベネデッタにまるで感情移入ができないし、心情も理解できない。

彼女の行動によってもたらされたものってあったのでしょうか?(ペストの被害を最小限に抑えられたってのはあるかも)

物語としては「クルーシブル」と共通点が多いように思います。本作は1996年製作のその作品と違い現在技術の映像で作られている為、多くの点でとても生々しかった。これは個人的に悪い方に働いていて本作の印象をマイナスに引っ張ています。

私的には好ましくなく、お薦めは出来ない作品です。
ただ時代考証を含め「このような人物が存在した」という点を知るにはよい作品だとは思います。
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