ボギーパパ

べイビーわるきゅーれのボギーパパのレビュー・感想・評価

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)
4.3
劇場2021-69 池袋ロサ

予ねてチェックはしていたがなかなか観に行けなかった作品をやっと鑑賞。

世界観としては『ジョン・ウイック』のものと類似。殺し屋は至る所に居て組織の庇護のもと日常に潜伏している設定。おそらくこの組織は特殊養成機関を所有し、有望?な若手をどこからか拾ってきて訓練、育成をしているのであろう。

しかし本編ではその組織はほぼ出てこない。唯一でてくるのは人事総務担当者思しき人と、業務提携先の掃除屋(この辺りがジョン・ウイックとよく似ている(^^)コメディ要素も注入されている)

そして主演のまひろ=伊澤彩織さんと、ちさと=髙石あかりさんのキレッキレの体術&ガンアクションが素晴らしいとしか言いようがない。これもジョン・ウイックばり。目を見張る技!このアクションは世界に通用すると確信。

さらに本作の凄いところは、この映画のキモであるこのアクションを除くと、コミュ障で内気な子と、陽気なおちゃらけた子の青春シスターフッド映画になってしまうところ。
殺し屋もののキレと、青春もののいじらしさ、ほのぼの感と、この極端に異なる世界を違和感も無くシームレスに魅せてくれた事に感動!めちゃめちゃ面白かった(^^)坂元裕吾監督ありがとうございます。

構成上、前日譚や続編作りやすいと思うし、ものすごく期待する作品。また世界観が似ているところもあるので、『ジョン・ウイック6』あたりがあるなら共演、競演を期待したい殺し屋たちだ!(^^)
※この後『JWコンセクエンス』にて伊澤彩織さんはこの作品に参加している(^^)


池袋ロサ初めて行きました。良い映画館です。
本作いつまで上映しているのか問い合わせたら丁寧なメールをいただきましてありがとうございました。
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