べイビーわるきゅーれのゆうのレビュー・感想・評価

脱力系ゆるゆる女の子殺し屋ストーリー。高校卒業を機に勤めている(？)殺し屋会社から自活を言い渡され社会に馴染むためにドタバタする、いやあらすじ的にはそうなるけど全然そんな話じゃなかったわ。

アクションは素晴らしいですね、主演の井澤彩織さんのアクションがキレッキレでかっこいい。ラストシーンとかは本当に見もの。あとは監督の絵造りが上手いんだろうなあ。緊迫感とスピード感が素晴らしい。

あとの日常部分は正直ハマらなかったかな…リアリティラインをあえてぐちゃぐちゃにしているんだろう、イマドキの若者である2人の異常に解像度の高い部分と、逆に完全に脱色されて描かれていない部分、2人の殺し屋になった内面的な部分や強さの理由とか、その辺の演出の仕方がすごくアニメっぽい感じもするんだけど、やっぱりなんかチグハグなんだよな。ストーリーにのめり込めない感じ。解像度の高い部分も、"今時のワカモノっぽさ"を適当に全員に言わせてるから、それぞれのキャラクターが立ってないんだよな…立たせるつもりもないのかもしれないけど。

禰󠄀豆子のちくわシーンはウケました。全体的にはまあゆるっと見るにはいい感じの映画。