おなべ

べイビーわるきゅーれのおなべのレビュー・感想・評価

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)
3.8
◉「夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ」by 野原ひろし(嘘)。

◉殺し屋の女子高校生ちさと・まひろは、社会に出る準備を始めるも、絶賛モラトリアム症候群に陥っていた…。

◉邦画(アクション)の新しい可能性を感じさせる気鋭の作品。今や売れっ子映画監督の仲間入りを果たした《阪元裕吾》監督の代表作。無名の俳優・女優を起用し、脱力感・ユーモアセンスのある掛け合いとキレキレのアクションで観る者を虜にする。コアな映画好きが好きなタイプの映画、という印象。

◉見どころは上述通り大きく2つ。
①脱力感のある掛け合い
②キレキレのアクション
…このメリハリやギャップが痛快で、会話劇とアクションが交互に繰り広げられ、ラストまで全く飽きなかった。

◉特に、新作『ジョン・ウィック4』のスタントを務める《伊藤彩織》のアクションは必見。《坂口拓》を彷彿とさせる格闘術をこれでもかと繰り広げる。主演初の《髙石あかり》の超絶ゆるキャラもリアリティがあり、力が抜けていて良い演技。












【以下ネタバレ含む】













◉以下、個人的にお気に入り。
・煽りが、なんて言ってるか分からない組員
・メイド喫茶でウーロン茶を注文するくだり
・猛者感のある男(《伊能昌幸》)が秒殺されるくだり
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