最高なのでは…？日本のアクション映画と言えば漫画原作の実写のイメージだけど、正直に格闘、バトルものとしてあまりにこちらはレベルが違う。圧倒的に人体のぶつかり合いとしての格闘の迫力がある。
当たり前でつまらないことをいってしまうんだけど、凄くエモくて愛おしいし、社会生活に馴染めない彼女達の不器用さは身につまされてしまったりするのに、見てるこちらが思うこと全て、本人達にとっては全然関係なくてクソ余計なお世話。それが何だか無条件で勝手で無防備に彼女達のことを応援できる要因になってる。だってこちらが彼女達にどんな思いを抱いても、彼女達はただ生きているだけでつまらない感傷なんて感じる暇がないほどのスピードで戦わなくちゃいけない。自分にとってはもっと生きやすい生き方があるよと言ってしまえるのかもしれないけどそんなの全然あり得ない。自分が笑って済ませられることは彼女達にとっては難しいことで、自分がすんなり社会に溶け込むことと同じ容易さで彼女達は殺し続ける。
男、女と区切られることに窮屈さを感じる日本の社会においてフェミニズム映画としても最高。
