結局カレー

べイビーわるきゅーれの結局カレーのレビュー・感想・評価

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)
4.6
ずっと観たかったのがアマプラ登場してたのでようやく。殺し屋としての手際が良すぎる反面社会不適合な女子高生2人が高校卒業を機に殺しの傍ら社会に順応すべくバイトに奮闘する話。2人の緩さといいダメっぷりがキレキレのアクションと完全にミスマッチで面白い。彼女たちには人を殺すことよりワッフルに生クリーム搾ったり萌え萌えキュンすることの方が難しいのだ。

でも2人ともダメダメかと思いきや積極的に面接に行き職場に馴染めちゃったちさとと、マジのコミュ障でうちにこもっちゃうまひろ。すれ違いの様子は普通の女の子のそれなんだけど、かわいい部屋に置かれた銃や殺し終わりに食べようと約束したケーキが倫理観のバグをおこす。素直に謝れたまひろ許せるちさとの関係性も推せるなぁ。

アクションもカッコよくて調べたらまひろ役の伊澤彩織さんスタンドパフォーマーなのね。レベチだった。しかも公開当時27歳&ちさと役の髙石あかりさんと8歳差という衝撃。何の違和感もなかったし、ユルかっこいい邦画界の名コンビがここに誕生してました。

まひろが激強い相手ぶっ倒したあと息ハアハア言いながら「つかれた…」って言ってんの新鮮でツボだった。殺し屋だって疲れるしダラダラしたいんだよな。2も早くみたいし3の製作決定がアツすぎる!