れいん

べイビーわるきゅーれのれいんのレビュー・感想・評価

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)
3.5
ずっとアマプラのレビューが星5で(今は違う)そんな映画珍しいっ!と思って気になっていたし、映画好きな人がこぞって絶賛していたので。プライムになるのずーっと待ってて満を持して。
最初、女の子達の台詞が聞き取りづらいし妙に変な子を装ってんのかわざとらしさがひっかかって、最近の若者だから私には合わないのかな理解できないのかな……と期待はずれかもしれないとよく分からない時間を過ごしていたら中盤から二人のことがなーんか愛おしく感じてきて、だんだん二人のことが理解できてなるほどなと思っていたら終盤のバトルアクションで全部持っていかれました。あぁ、こういう映画だったんだね!って。エンディングで更に二人の日常の一瞬のきりとりを見られて良かったなぁと思いました。
二人を見ていると、自分に近しいところがあってけっこう辛くなっちゃう時がありました。ちさとのバイト先での先輩の当たりかた。マンゴーがこんなにもトラウマになりそうになったのは初めてだよ笑
まひろがちょもちょも自信無さそうに小さい声で喋ったり、人と上手くコミュニケーションとれなかったり、仕事がうまくいかなかったり疎外感感じるのとか。だけど二人は殺し屋なのでそんなのはほんとどうでもいいんですよ。高石さん、日本でこんなにも動けてかっこいいアクションできる人がいるって知らなかったのですんごいかっこよくて震えました!彼女のアクションをもっともっと見たいです!
ちさとはせっかく良いバイト先がみつかったとおもったら結局、自分の手でダメにして、はぁ~って落ち込んでるところまひろとのやりとりで気持ちをたて直してるとことても良かった。まひろにお願いするシーンに笑顔になっちゃいました。
低予算なのかな、と感じるところとかあるのがまた良い。なんとなくカメラを止めるな!を感じました。良い意味で邦画だなと思いました。
主演の二人は声小さくてもやもやするのにヤクザの娘は声がでかくてそこは合わせようよって思うくらいチグハグ。近くで寝てた家族がヤクザの娘の声で夜だよ!うるさいよ、と言うくらいには。あと、女子高生の制服着てるシーンはコスプレかと思うくらい合ってなくて、高校生の役なのか!って気づいたときにはびっくりした。好きな人にはブッ刺さる映画だと思います。
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