やきうどん

べイビーわるきゅーれのやきうどんのレビュー・感想・評価

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)
3.2
主役の女の子2人が微妙に演技が下手で(特に金髪)むずむずしてきて、なんか見てるこっちが恥ずかしくなってきた。これが売れてるアイドルとか事務所パワーのゴリ押しでCMとか出てる若手女優とかなら、最初から演技力なんて諦めてるし、そうゆう目で見れるからなんとも思わないけど、そうではなさそうな彼女達には最低限の演技力は求めたい。特に今回の様な脱力系のコミカルな演技は一つ間違うと学芸会にしか見えなくなる。役柄もあるから仕方ないけど、金髪の子の台詞がかなり聞き取りにくかった。字幕欲しかったレベル。黒髪の子は最初宮城の妹かと思った。

登場人物の台詞が結構良かった。200万円とかtwitterとかいろいろ。金髪の子のぼそぼそ台詞も拾えてれば面白い小ネタがあったのかもしれないしもったいなかった。

中盤まで見て、このままダラダラいくのかなと思ってたら、金髪のサンドバッグの殴り方が迫力あって、後半のアクションシーンは圧巻だった。冷蔵庫のケーキのシーンとかもだし、カメラワークが独特で、特にステゴロのヤクザを金髪が金的して黒髪が撃つシーンが妙にかっこ良かった。銃取りに行くと見せかけてのフェイントもありそうでなかった展開で意表を突かれて感心した。スタッフロールのコード引っ掛ける所も雰囲気が良かった。エンディングの曲がMADっぽいなと思ったらKYONOだった。MADっぽいからCRA¥かと思ったらまさかのKYONO。

いちいち海外映画と比較したりハリウッドではとか言いたい訳ではないけど、少しは強さの根拠となる筋肉が見たかった。上腕でも腹筋でも。身長も高くないし、余計に普通の女の子にしか見えなかった。普通の女の子に見えて実はってならないと。海外のアクション映画の強い女性は必ず筋肉の描写があり、それってわかりやすい裏付けで説得力になると思う。

冒頭のコンビニの格闘シーンでバイオレンスアクションをふと思い出した。単行本集めてるけど、橋本環奈のはさすがに見る気もなくて、出来ればこの監督が作ってたらいい作品になってたのかもと思った。もしかしたら橋本環奈のやつも面白いのかもしれないけど、彼女は更に筋肉無しのチンチクリンだしやっぱり当分見る気にはなれない。
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