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べイビーわるきゅーれのcalinkolincaのレビュー・感想・評価

べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)
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面白かった!

最初は25歳の監督らしいゆるゆるとした会話とあまりにも人がサクサク殺されてゆく展開とそのギャップに面食らったけれど、見進めるうちにいつの間にかそれがクセになっていた。

殺し屋のふたりが高校卒業とともに職につかなければならず、バイトを転々とするけれどコミュ症のまひろとそれなりにうまくやっているちさととの間にいつしか溝が生まれる。

ぶつくさ文句言いながら軽いノリで銃をぶっ放す高石あかりさん演じるちさとのキュートさと本業はスタントマンだというまひろ役を演じる伊澤彩織さんの格闘シーンが見どころ。

あと、掃除屋のひとにちさとが「毎回言ってますけど殺すなら脳みそじゃなくて心臓撃って下さいよ」って嫌味っぽくネチネチ説教されて「すみません...」ってシュンとなってるシーンが好き笑

低予算映画特有のチープさが漂いそうなところを、ふたりのかけあいの面白さと伊澤さんのアクションが本物、ガチのかっこよさなのでそのチープさがすっかりかき消されてしまっている。

続編が作られたのもうなづける痛快娯楽作品。
クエンティン・タランティーノにも観てほしい。
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