ピンピンピン

囚人ディリのピンピンピンのレビュー・感想・評価

囚人ディリ(2019年製作の映画)
4.4
ほぼ全編通して夜間のシーンなので画面が暗いけれど夜明け(解決)を感じさせる作りでとても良かった

ネタバレですが、この作品を見たらきっとビリヤニが食べたくなるはずなので是非お近くの美味しいビリヤニを食べてくださいw

麻薬関係で対立するギャング集団と警察官…
宴会の最中にお酒に毒を盛られた警察官達
早く病院に運んで処置をしないと死んでしまうが、主人公(3名)のうちの1人の警察署長は腕を怪我していて運転ができない
警察官を運ぶ為のトラックの持ち主のケータリング店の坊やも運転ができない
そこで目をつけられたのが不審者として捉えられていたメイン主人公のディリ

この3人が夜明けまでに毒を盛られた警察官達を病院に運び、押収した麻薬を保管する警察署に戻るというのがメインの流れ

私はこの作品の中で特に気になったのがビリヤニを持ってきたお店の坊や(23歳)で、彼は自分の仕事であるケータリングの仕事をしに来たのに事件に巻き込まれてしまい不貞腐れる
しかし様々な困難に直面し、ディリと警察署長との会話から一晩で大きく精神的に成長した感じがあった

また巻き込まれたのは坊やだけではなく、その日署に赴任になったおじいちゃん警官ナポレオン
ナポレオンはそもそも警察署内がどの様な仕組みなのかも知らされておらず、もうじき定年退職なので揉め事は嫌だと言う上の指示に翻弄される
翻弄されるも覚悟を決めて闘う事を決めたシーンはジーンと来た

冒頭で「全編通して夜間のシーン」と書いた通り画面が暗い為、人によっては細部まで見るのが難しいかもしれません
しかしアクションがとても華やかで夜間だからこそ映えるシーンが盛りだくさんなので、是非見て欲しいです