のぼせギュウマン

ドラゴンボール超 スーパーヒーローののぼせギュウマンのレビュー・感想・評価

3.8
『ドラゴンボールスピンオフ? ドラゴンボール初心者向け、友情・親子愛などが試される群像劇。』

今回は、悟空の息子「悟飯」と悟空のかつての敵「ピッコロ」が共闘する話だった。序盤に、悪役目線でこれまでのドラゴンボールのあらすじを振り返った。これまで、各テレビシリーズ初回でしか、こういうダイジェストは、見たことがない。今作は、ドラゴンボールを見たことがない人に向けた作品だっただろう。

とはいえ、脇役陣が主役になっているので、拍子抜けする観客もいたかもしれない。しかし、これまでのドラゴンボールと違い、現代に近い設定やこれまで見られなかったキャラクターの一面が加えられていて、少し親しみを感じた。
悟飯は、デスクワークに明け暮れる日々で、娘のパンの相手を当分していない。ピッコロは、ある事をきっかけに、悪の組織に潜入。その手下に変装しているため、らしくない高い声で喋る。慣れていない潜入に、しどろもどろで行動する彼の姿は、コメディ要素でもある。

過去に出てきた能力やまさかのあのキャラが発揮するあの技も出てくるので、ドラゴンボールファンにとっては、胸が熱くなる作品の一つだったと思える。
映画「〜ブロリー」から後の悟空とベジータのエピソードも、必見だ。