タイトルがなんだかダサいと言うかマニアックと言うか…
このタイトルからあまり期待せず、これまたあまり情報入れずに鑑賞。
凄くよかった!そしてボロ泣きした。
1950年代のイギリス、ブライトン。
同性愛を禁じるソドミー法によって引き裂かれる恋人たちと、その2人と社会とのリンク役のようになってしまった1人の女性。
そこには間違いなく愛は存在していたはずなのに、法の力がそれを許さない。
愛し合う美しき男2人、パトリックとトム、そして、警官としての出世やごく普通の家族を持ちたいという思いも捨てきれないトムに純粋に恋する女性マリオン。
パトリックのエゴや、トムのエゴの犠牲者となってしまったとも言えるマリオン。
年老いた3人が再び三角に身を置く時、忘れられなければならなかった筈の苦しみが…
諦めるにはあめりにも苦しすぎる愛に出会ってしまったら…
あーー、なんて辛いんだ!
身を斬るような決断はずっと亡霊のようにつきまとう。
復讐と赦し。
最後は、早く抱きしめてやってくれ!!と言う想いが溢れ出す。
美しいけれどなかなかハードなラブシーンを体当たりで演じたハリー・スタイルズも良かったけれと、パトリックを演じたデヴィッド・ドウソンの色気と瞳に宿す愛への渇望や憂い…とても印象的。
モーリスや、ブロークバックマウンテンとはまた違った視点で、わたしは凄く好きだ!
ブライトンはイギリスの観光地でもある街。その街の美しさもあいまって素敵な作品だった。
タイトル…なんかやっぱやらしい…
コスプレのことばかり想像しちゃう…
ごめんちゃい🙏💦