けーな

僕の巡査のけーなのレビュー・感想・評価

僕の巡査(2022年製作の映画)
2.8
イギリスのブライトンが舞台。1990年代を今として、1950年代を回顧しながら進むストーリー。

同性愛の男2人と、そのうちの1人の妻の物語。

これは、理解できなかった。同性愛者のことは、昨今、理解できるようになったけど、そもそも、同性愛であろうと、ストレートであろうと、結婚している中での三角関係は、全く理解できなくて。気持ちが、他に傾くことは、致し方ないとしても、あの状態で、夫婦関係を長年続けてきたってことが、理解できないので、気持ちを共感できずに終わってしまった。私だったら、マリオンみたいには、できない。最初に分かった時点で、別れてる。

俳優達は、良かった。

老いてからの妻マリオンを演じているのは、ジーナ・マッキー。「ノッティングヒルの恋人」で、車椅子に乗っている役が印象深かった人。今回、実年齢より老けてる気がしたけど、それは、役作りだったのか?

巡査のトム役は、UKポップスグループ、ワン・ダイレクションのボーカル、ハリー・スタイルズ。トム役に向いていたと思う。老いてからのトムを演じているのは、ライナス・ローチ。2人の雰囲気が、似ていたので、違和感なくて、とても良かった。

パトリックの若い時を演じているのは、デヴィッド・ドーソン。とても、はまり役だったと思う。そして、老いたパトリックを演じているのは、ルパート・エヴェレット。「アナザー・カントリー」の人だ。彼も、今は、こんな風になってるんだと思うと感慨深かったけど、デヴィッド・ドーソンと、顔の形と体格が、全然違うので、ミスキャストの気がした。歳とって、肉がついたとかのレベルじゃなくて、骨格が違い過ぎて、雰囲気が別の人だから。もう少し似た雰囲気の俳優を持ってきて欲しかった。

マリオンの女友達役のフレイア・メイヴァーも、良かった。
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