福福吉吉

デス・レースの福福吉吉のレビュー・感想・評価

デス・レース(2008年製作の映画)
4.0
◆あらすじ◆
2012年のアメリカ、刑務所が民営化されて囚人同士が武装した改造車で殺しあうレース「デス・レース」を開催し、それをネット中継して人気を得ていた。元レーサーのエイムズは妻を何者か殺され、濡れ衣で刑務所に収監される。所長のヘネシーはエイムズに死亡した人気覆面レーサー「フランケンシュタイン」に成りすましてデス・レースに参加するよう命じる。

◆感想◆
ストーリーのテンポは良く、見どころであるレースまで早く進むため、ストレスなしで観ることができました。ストーリーの内容としてはエイムズが濡れ衣で収監されるので、予想しやすいストーリーとなっていますが、意外性が無くても観ていて楽しいものになっているのでストーリーへの興味を削ぎませんでした。

主人公のジェンセン・エイムズ(ジェイソン・ステイサム)は元レーサーで喧嘩も強く、肝っ玉も据わっている欠点のなさを誇っており、危険な展開があまりないパーフェクトと言えるキャラクターでした。

そして、本作のボスである刑務所長のクレア・ヘネシー(ジョアン・アレン)は表向きは優しさに満ちていながら、裏では全て自分の思い通りでないと気が済まない人物であり、毒の強いキャラクターとなっていました。

本作の見どころであるレースではコース上にスイッチがあってその上を車で通過することで武器の使用ができるようになっていて、テレビゲームのような内容を実写でやっている感じがして、かなり過激ですが、インパクトが強くて目を奪われました。コースの仕掛も所長が操作しており、悉く邪魔をしてきてレースシーンに緩急をつけていて面白かったです。

ラストは痛快でした。エンターテイメントとして面白かったです。

レースの過激さと映像としてのスピード感や面白さにあふれていて良かったと思います。

鑑賞日:2024年4月10日
鑑賞方法:Amazon Prime Video
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