ラピュタん

こちらあみ子のラピュタんのレビュー・感想・評価

こちらあみ子(2022年製作の映画)
5.0
今年いちばん! の傑作


とても美しく、愛らしい

画作りをはじめ全てに愛情を感じる作品でした

あみ子は、自分の視点でしか物事が理解できない…発達障害があるのでしょう、普通学級に行けるくらいのほんの軽い自閉症‥‥

明るく元気で、100%まっすぐ
爽やかな光に包まれていました

(自閉症ASDについて少しでも知ってから鑑賞する方が、理解しやすいかと思われました)

自閉症*…それは、彼女だけ?

会話や気持ちが理解されなかった苦い思い出は、誰にでもあるはず

自分の少年少女時代を思い出して、キリキリひりひり?
少しほろ苦く、それでもやっぱり涼しい気分になるはずです

あみ子を演じる大沢一菜(かな)さんの ‘’奇跡的な‘’ 存在感がとてもとても魅力的でした。
(ミツバチ🐝のささやきのアナ・トレントに匹敵?)

その元気がまるで、夏にギュッとしぼって飲み干すレモンスカッシュそのもの!

このミラクルは必見です!

ラストは、ハッピーエンドとは言えないのかも?
でも、鑑賞後には必ず元気がたっぷりもらえるはず!!!
そして、少し優しくなった自分に気づく‥‥そんな感動作でした


高校生くらいから
男女を問わずおススメです!



*典型的な「自閉症」は、
 言葉の発達が遅れ、他者とコミュニケーションをとるのが難しい傾向にある一方で
「アスペルガー症候群」は言葉の遅れがないのですが、対人関係の難しさやこだわりの強さなどが共通しているので明確に分けられないようです
*20-30人の子どもに1人の頻度なので珍しくはない(小学校ひとクラスに1人いるくらい)
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