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こちらあみ子のhebのネタバレレビュー・内容・結末

こちらあみ子(2022年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

弟の墓も霊の音も鳥の卵も、死や罪悪感といった概念を彼女なりになんとか咀嚼しようと試みた結果の産物、象徴なのかな。

周囲の状況はどんどん悪化していくのにやはり一人だけ自分の世界で生きているあみ子。最後の浜辺で静かに彼等が現れた時、そこまでいってしまう話なのかと思って固唾を飲んであみ子の反応を待ちました。
あの「大丈夫じゃ」の声を聞いても全く大丈夫そうには思えない、あみ子はこれからどう生きていくんだろう。

奔放なあみ子の世界が瑞々しく画面に広がれば広がるほど、この世から彼女の居場所が無くなっていくようでとても辛かったです。
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