「お化けなんてないさ
お化けなんてうそさ」
今回ばかりは前情報を入れずに見た自分を呪うよ。
誰も悪くないけど、誰も良くない
【ネタバレありの感想】
人怖ホラーだった。
「さかなのこ」みたいなのを勝手に想像してました。
機能不全家族とそれに関わる社会の歪みを描いた話。ひたすら明るくて動じない、「特別」を持っているあみ子。それはいつも社会から外れてしまう。本当は一番に医療にかけなければいけなかったのに、家族からも否定され続けた。途中、坊主頭がいい味出すかなと思ったし、どこかであみ子の「応答せよ」に応える声がおりてきて好転するかと期待してましたが、最後の最後まで繋がらなかった。時代はいつだろう?平成初期?今ほど発達特性について理解は無く支援に繋げることも難しかっただろう。事なかれ主義なお父さんにもムカつくけど。
途中で言う「なんで誰もあみ子には教えてくれんかった?」これはあみこの心の叫びだったと思う。
青葉市子さんの主題歌良き