このレビューはネタバレを含みます
あみこは空気が読めない
悲しい、辛いという気持ちに鈍く?、他者の痛みに共感することが出来ないし、自分のした事の重大さにも気づけない
子どもだから、悪意があったわけじゃないから で簡単に片付けていいとは言えない悲惨な出来事だった
でも親の立場にはあまり共感できなかったな
そういう子どもだと分かっているのなら、何か色々工夫を施しながら生きるしかないんだと思うけど、周りの大人は何かしていたのだろうか
何かしていたらあの出来事は起こらなかったとまでは思わないけど、
両親の他人を養子にする覚悟の足りなさ、あみこに対する態度はあんまりじゃないか
誕生日のシーンで写真を撮る時の母の態度はかなり胸糞だった
父はほぼ空気だし
家族で過ごす楽しい部分だけに目を向けて、大変な部分から目を背けているように見えた
学校の先生も超無関心だよね
あみこが教室で少年に私のどこが気持ち悪いのか聞いたところ、海辺でおばけたちに手を振ったところに救いがあったと思う
自分がどう見えるのか意識したところ、父にも捨てられてしまって1人になっても強い意志を持ってたの、めちゃめちゃ成長を感じた
海辺のシーンの直後にエンドロールで流れた歌の冒頭の歌詞
「もしあなたが海辺にいるならやわらかな毛布をそっと置いておくから」
とても温かくて、この瞬間が1番好き
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あの少年優しすぎるだろ〜
自分を見てくれてる人ほど興味が無いのあるある過ぎるて切ね~
あと不良になった兄ちゃんがまだちゃんと優しくて愛おしかった
井浦新と尾野真千子の演技は流石だねー
静かに怒りを露わにするお父さん、怖すぎました