このレビューはネタバレを含みます
もっとほんわかした話かと思ってた!!
川辺で子供が遊んでたりテレビ番組やインスタントカメラなど、昭和の頃かなあ。
ほんわかした話かと思いきや、結構エグいのですが、基本的にあみ子視点で描いてるので子供らしい世界観に癒されながら、同時に起きるちぐはぐさに、話が進むにつれて心がざわついていく。
昭和だと今より発達障害への理解度も低いし、先生達もみて見ぬふりなんだろうな。
クラスの坊主の男の子がほんとに優しいなあ。お兄ちゃんも優しいなあ。
実際に問題提起されるところだと思いますが、理解が足りないからすべてがこうなってしまったのか。果たしてそれが全てなのかは分からないと思いました。
理解が及んでも実際に四六時中これはどれだけキツいか…当事者でないから分からない。
私たちは一瞬しかあの歌を聞いてないけど、もしかした何ヶ月も延々と大声で歌ってたのかもしれない。
発達障害の認知がない中で必死にやった結果…
理解しなきゃいけないというのも外側からの意見でしかなくて困難だ。
悪い人は誰もいない、あみ子は可愛い。
周りの努力も垣間見えるだけに切ない。