このレビューはネタバレを含みます
前々から気になっていたこちらあみ子、やっと観れました！あみこの奮闘物語みたいなかんじでハッピーな物語を想像していたのですが、全然ハッピーなんかじゃなくて、とてもリアルで痛々しくて、いろんな人の気持ちを想像して涙が出ました。結構落ち込んでしまったけど、あみ子と出会えてよかった。この映画を見てよかったです。
大きな壁にぶつかってつまずいたとき、何に対しても否定的な気分になったとき、私はきっとまたあみ子に会いにくる、ような気がする。
あみ子は無邪気で、一生懸命で、でもその要素がまわりの人たちとうまく噛み合わなくて、傷つけてしまったり不安にさせてしまう。
私がこの人の立場だったら、って考えると、あみこの周りの人たちを責めることは簡単にはできないことなんじゃないかなと思った。
あみ子の良き理解者だったお兄ちゃんやお父さんがだんだん変わっていってしまうのがとても寂しかった。
幽霊達と行進するシーンとてもかわいくてすき。あみ子の見ている世界はあんなかんじなのかな。きっと私よりも豊かな世界を生きているんだろうなと思った。
これからあみ子はどんな大人になっていくんだろうなあ。幼いままでいた方が幸せなのかもしれない。
それでもこの先もあみ子はどんどん大人になっていく。いっぱいいっぱい考えて傷ついて成長していくんだと思う。
この世界はあみ子にとって少し厳しいものかもしれないけれど、あみ子が少しでもあみ子にとって優しい世界の中で生きていけたらいいなと思いました。抱きしめてあげたい。がんばれあみ子！！
