[ジェシカ・ヘンウィック先生、最強のプク顔を刮目せよ] 70点
アガサ・クリスティー映画的な豪華なアンサンブルを無限に生み出せるキャラとプロットを作り出せた時点で勝ち確なのでは、と思わせてくる資本主義の権化のような映画シリーズ第二弾。エキセントリックな大富豪が旧知の知り合いを孤島に集めて殺人推理ゲーム！という『シーラ号の謎』まんますぎる展開には驚かされるが、ライアン・ジョンソンは"今回はこの映画の影響が特大で、盗みまくった"と語っているらしい。『シーラ号の謎』は面白いので是非観てね(推しのジェームズ・コバーンとジェームズ・メイソンが出てます)。ノックスの十戒をガン無視しているので、この映画はミステリーというよりもどんちゃん騒ぎと答え合わせという感じだし、あまり中身はないんだが、ジェシカ・ヘンウィック先生のプク顔が拝めたので満点にしてもいいくらいです(まぁでも映画そのものは冗長なので足して割って70点が妥当かな)。『バルド』なんかより数億倍正しい金の使い方だと思うので、もう永遠にシリーズ化してくれ。
